
H様邸(木曽)
木曽 宮ノ越宿。先祖から大切に受け継がれる元の旅籠が宿場の佇まいを甦らせました。築126年の元旅籠(となりや)は宮ノ越に宿場が誕生した1630年頃に開業し、1945年まで約300年間営業していました。
1884年建立した民家は一度すべて解体され、構造材・柱材・造作材・階段材・建具・欄間などが丁寧に取り出され、熟練した職人の手によって再生されました。
<主な仕上>
外壁:漆喰塗り(一部、リシン吹付)、杉板張
内壁:漆喰塗り、ジュラク塗り等
床:栗無垢フローリング、桧無垢フローリング、唐松無垢フローリング
天井:無垢杉板、杉練付板等
外壁:漆喰塗り(一部、リシン吹付)、杉板張
内壁:漆喰塗り、ジュラク塗り等
床:栗無垢フローリング、桧無垢フローリング、唐松無垢フローリング
天井:無垢杉板、杉練付板等




再生前、玄関にあった格子戸は新しい家でも玄関正面にあります。






宿場町特有の出桁造りの民家

幅約1.4mの階段。材料はそのまま新しい家に使用しました。
材料は今では得難いサクラで造られていました。





上座敷。床まわり、書院の材料はそのまま新しい家で使いました。



2階で使われていた棚間は場所を変えて、吹き抜けに使われています。



元の玄関の建具を食堂と居間の間に入れています。






吹き抜けに面した2階の寝室

2階の書斎には昔の太い梁が現われています。

「画廊となりや」のギャラリーとして使われる予定の2階ホール