ビフォー&アフター

築126年、先祖から大切に受け継がれる元旅籠。

木曽 宮ノ越宿。先祖から大切に受け継がれる元の旅籠が宿場の佇まいを甦らせました。築126年の元旅籠(となりや)は宮ノ越に宿場が誕生した1630年頃に開業し、1945年まで約300年間営業していました。

1884年建立した民家は一度すべて解体され、構造材・柱材・造作材・階段材・建具・欄間などが丁寧に取り出され、熟練した職人の手によって再生されました。

築150年。 昔の面影を残しつつ生まれ変わった有明の家。

解体再生工事(建物を一旦解体し、梁や柱などの構造材などを再利用する方法)を行い、昔のおもむきはそのままに新しく生まれ変わった外観。建具は昔のものを補修し再利用しました。

武家屋敷の風格。本棟造りの再生。

幕末に松本藩の武士の本棟造りを払い下げ移築したもので築200年は経つ本棟造りの再生です。

内外のバランスも良く気品と風格が漂っていました、風雪に耐えた民家は痛みもひどく、2011年の松本地震で被害を受け根本的に手を入れることになりました。全面解体して地盤をあげ、道路からセットバックさせて敷地のバランスをとっています。

 外観や接客スペースの風格、古い木道具は生かしながらリビングや水回りを大改修しました。昔と変わらぬ本棟造りが健やかに蘇っています。