長野県建設業協会「女性部会」活動

長野県建設業協会「女性部会」による現場見学会に、参加致しました。

 

見学会は松本市丸の内に建設中の松本市基幹博物館新築工事現場で、戸田建設様より施工内容・工法などの説明を聞き、その後3階まで掛けられた足場を登り現場見学をしました。

日頃見ることができない公共の大規模工事の工法などを知ることができました。

2020年3月より工事が始められ、2年以上に渡る工事は高い技術と大勢の人の力により完成していくことに感動を覚えました。

完成は2022年5月竣工予定です。

 

 

<現場事務所にて施工説明>

 

<松本基幹博物館新築工事外観>

 

<実際の構造を見て工法の説明を受けました>

空調ウェアを導入しました

梅雨入り宣言もなく来週は気温30℃の予報。

現場作業も過酷になるので熱中症予防のため、空調ウェアを導入しました。

服に付いたファンで、服の中に外気を取り入れ大量の風が流れるので、涼しく快適です。

これで、現場の熱中症対策と作業効率のアップをはかりお客様に満足していただける施工をさせていただきます。

 

施工日記

安曇野市S様邸の民家再生工事がはじまりました。

 

<中信地域を中心とした代表的な民家形式である本棟造りの外観>

 

<巾40㎝以上ある差鴨居がまわる「おえ」>

<長い歴史の中、幾度かの改装を経て令和の大改修が始まります。>

<ゆっくりじっくり丁寧に取壊しをします。>

 

<美しい梁組が姿を現わしました。>

 

<壁、床、天井が取り払われ、これから基礎工事が行われます。>

建築事例ご紹介致します。④

創建されて300年、民家再生された”和ダイニングしらかわ”

元禄時代に創建された民家は幾度かの改修を経て、大切に残されていました。

<再生前>寺子屋として使用されていた時代もあった元禄時代の本棟造り。

 

<解体>解体工事は取り除く部分と、残す部分を分けながら、時間をかけて丁寧に行われました。

<解体>元々の柱や梁は残され、傷んだ部分などは取り払われました。

 

<基礎>建物を60㎝程度揚げて、コンクリートを打ち完成した基礎の上に建物を下ろします。

 

傷んだ屋根は新しい材料で創り変えられました。

梁や桁は古材を再利用しています。

昔の小屋組に新しい屋根がかかり、これで安心です。

 

熟練した職人による漆喰塗りは、日本建築の象徴でもあります。

 

珪藻土で仕上げられた土間。

 

新しい材料は元々の柱や梁と違和感が出ないように塗装して仕上げます。

 

完成写真

和ダイニング しらかわ

建築事例ご紹介致します。③

新潟県上越市にあった築120年の古民家を解体し移築再生工事を行いました。

古民家の材料を使い、職人の手によって再生した民家は本物志向で作られています。

解体前の上越の古民家

 

厳しい風雪に耐えてきた外観

 

巾60㎝あまりの差鴨居

 

家を支えてきた巾50㎝あまりの大黒柱

 

昔の職人の高い技術が各所に伺えます

 

上越から運搬された古民家の材料

 

古材を洗浄して汚れを落とす

 

古材を加工する

 

痛んだ木材は取り除き、新しい木材で継がれる

 

新しい土台が引かれ、建て方始まる

 

古材と新材が一体となった大黒柱

 

お風呂は職人の手による十和田石張

 

壁はすべてが漆喰・ジュラクの塗り壁

 

完成写真

T様邸(安曇野市)

 

 

建築事例ご紹介致します。②

木曽 宮ノ越宿。先祖から大切に受け継がれる元の旅籠が宿場の佇まいを甦らせました。築126年の元旅籠(となりや)は宮ノ越に宿場が誕生した1630年頃に開業し、1945年まで約300年間営業していました。
1884年建立した民家は一度すべて解体され、構造材・柱材・造作材・階段材・建具・欄間などが丁寧に取り出され、熟練した職人の手によって再生されました。

通り沿いに建ってましたが、前面に駐車場を設けるため、通りから6m程離れて再生されました。

幅約1.4mの階段。材料はそのまま新しい家に使用しました。

材料は今では得難いサクラで造られていました。

上座敷。床まわり、書院の材料はそのまま新しい家で使いました。

2階で使われていた棚間は場所を変えて、吹き抜けに使われています。