丸永旅館 (松本市)

白濁の湯として名高い白骨温泉の宿の露天風呂の改修工事が完成しました。エメラルドグリーンのお湯に桧、杉などの国産材の無垢の木材がふんだんに使われ、自然と一体になった癒しのお風呂です。

設計:降幡建築設計事務所

丸永旅館 HP ☞ http://www.maruei.in/

八王子神社 御朱印所

大町市の八王子神社の宮司宅を改装した授与所(御朱印所)です。

改装前は昭和の時代に建てられた土蔵でしたが、一部コンクリート打放しとし耐震性、耐久性、積雪に配慮されています。

14社の宮司として祭りごとと神社を守られていることから14本の桧柱を意匠に取り入れ、神社の格式の中にもシンプルでモダンな雰囲気を醸し出しています。

※毎月1日9時~12時に開所しています。

設計:株式会社スタジオアウラ

PHOTO:山内紀人

八王子神社 HP ☞ https://hachiouji-jinja.net/

 

人形町の家(松本市)

高砂通りは人形店が軒を連ねる歴史ある通りです。日本各地、海外でのサラリーマン生活を終え、故郷の松本へ帰ることが決まった御施主様が選んだ土地は生まれ育った街でした。元々あった民家の再生を検討しましたが、傷みが激しかったため、改築することになりました。

改築に際して、御施主様が強く希望されたのは高砂通りに調和したデザインでした。

そこで元々の民家の意匠を大切にし、建物の高さを抑えるなど新築であっても違和感を感じさせないデザインを目指しました。外壁は漆喰と無垢材の板張りとし、本物にこだわった高砂通りらしい建物となりました。

設計:山共建設一級建築士事務所

 

F様邸(松本市)

松本平の典型的な民家形式である本棟造りのお宅です。過去に幾度となく模様替えが行われてきた経緯がありました。今まで天井の上に隠れていた梁が現れたため、天井を高くして梁を意匠として見せようというお話になりました。

梁は力強く、自然の曲線が美しい良材で民家の歴史を物語っていました。

今回の改修工事で水廻りは一新され、民家特有の寒さ対策も万全に行われ、快適に暮らせるようになり、さらに同時に家の歴史を毎日眺めながら暮らすことにより、いつもご先祖とのつながりを感じられるのではないでしょうか。

設計:山共建設一級建築士事務所

改修前

改修後

改修前

改修後

改修前

改修後

 

S様邸(塩尻市)

今回のリフォーム工事の目的は薪ストーブにより快適に冬を過ごしたいというものでした。そこで天井の低い食堂の上部にあった2階の部屋を吹き抜けにして開放感を持たせるとともに、上部に滞留した暖気を循環できるようにシーリングファンを天井に設置しました。

食堂の壁は松の無垢板張りとすることでナチュラルテイストの食堂となりました。

設計:山共建設一級建築士事務所

<改修前>

<改修後>

天井が低く圧迫感のあった食堂を吹抜けにすることにより、明るく開放的な空間となりました。

<改修前>

<改修後>

<改修前>

<改修後>

吹抜けと2階部分は、古民家の趣を残し、落ち着いた空間としました。

<改修前>

<改修後>

外部に面する開口部は木製建具を金属製サッシに交換し、薪ストーブの暖気を逃がさないようにしました。

御料理「万る山」(安曇野市)

国の登録文化財になっている築210年の本棟造りの民家は以前、飲食店として使われていました。既存の建築材料を傷つけることなく慎重に工事が進められました。

畳敷きを石張りとするなど歴史ある古民家でありながらすっきりとしたモダンなお店となりました。そんな本物の古民家で大切な人とゆっくりと和食のコース料理をいただけます。

設計:HAL設計室

御料理 万る山 HP ☞ https://oryouri-maruyama.com/