H様邸(木曽町)

中山道36番目の宿場「宮ノ越宿」で1630年に開業し1945年まで315年間脇本陣として旅人を受け入れてきた「となり屋」さんの再生工事です。再生当時で築126年が経過した古民家でしたが、木曽という場所柄、良材が使われており随所に遊び心のあるすてきな民家でした。木曽川の近くに位置しており比較的地盤が軟弱だったため、一旦建物すべてを解体し、柱、梁、造作材などを丁寧に抜き取り、新しく建て直す「解体再生」の手法をとりました。数年後、本陣も改修され一般に公開されるようになり、宿場町の佇まいが甦りました。

設計:降幡建築設計事務所

しらかわ (松本市)

江戸時代に寺小屋としても活躍した築約400年の古民家は幾度の改修工事を経て、今回の再生工事となりました。使える材料を極力残し、もっとも古い柱は元禄時代のものと思われます。東京のホテルなどで修業されたご主人が丹精込めて作るお料理が評判を呼び、開店当初から予約が難しい繁盛店になりました。調度品には松本民芸家具が配され、ゆっくりと落ち着いた雰囲気でランチがいただけます。

設計:降幡建築設計事務所

T様邸(安曇野市)

御施主様の長年の夢であった古民家再生は、まずは移築する古民家探しから始まりました。ようやく出会ったのは豪雪地帯新潟の民家でした。

新潟から安曇野へ輸送された材料を一旦に洗い、大工が古材を丁寧に手刻みして建てられた民家は力強く、新築では得られない奥ゆかしさに満ちています。

設計:降幡建築設計事務所

M様邸(上田市)

還暦を迎えた御施主様は25年前に建て生活してきた家を子供に譲り、50年前に父親が造った家をつくりかえて住むこととしました。夫婦2人で住まう家は古材を取り入れた民家風の生活部分と数寄屋風の接客部分からなり、「和」要素をふんだんに取り入れたコンパクトでありながら質の高い住宅となっています。

設計:降幡建築設計事務所

Y様邸(穂高有明)

安曇野市有明の築140年の民家はしばらくの間空き家となっていました。

建物は一旦、解体され部材を抜き取り、新しく建てれれる「解体再生」を方式で行われました。約1年の歳月をかけて再生された民家はギャラリー併用住宅として生まれ変わり個展などの催事場としても地域の方に愛される建物となっています。

設計:降幡建築設計事務所





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建具は昔のものを補修し再利用しました   

古民家独特の曲線を描いた太い梁

F様邸(安曇野市)

旧街道沿いの民家は防火のため漆喰で塗り込まれた土蔵造りの建物でした。

通りには欠かせない風景の一部となっていた古民家は極力、昔の面影をそのままに再生されました。吹き抜けの梁は塗装が行い、新しい部材と違和感がないよう配慮されました。

外壁の漆喰、なまこ壁は経験豊かな左官職人より丁寧に仕上げられています。

設計:かわかみ設計室

再生前

再生後

再生前

再生後

再生前

再生後

再生前

再生後

再生前

再生後

再生前

再生後

再生前

再生後